恋愛において、告白のタイミングはとても重要です。タイミングを見誤ると、相手との関係がうまく進まず、後悔が残ることもあります。長年の婚活カウンセラーとして、多くの方がこの「告白のタイミング」を間違えたために関係がこじれてしまったケースを見てきました。そこで、今回は「告白のタイミングを見誤るとどうなるか」「適切なタイミングを見極めるにはどうすればいいか」について、具体的な例を交えて考えてみたいと思います。
結婚相談所では告白のタイミングや、真剣交際への申し込みの際、お相手のお気持ちを間に入ってお聞きしてみる事も可能です。私が男性にいつもアドバイスしているのは「早々に気に入ったとしても、いきなりガツガツしない。告白の様な事を簡単に言わない、めちゃめちゃ気に入ったー!とか、めっちゃつき合いたい!とか、好きです!一目惚れです!とか言わない。好きバレしない態度を保つ事、かと言ってすまし過ぎたり変な駆け引きをせず、次に会う為の日程やご飯の場所を話し合って信頼関係をきちんと築いてゆく事、そうしていたら絶対に女性の方から「どう思ってくださっているのでしょうか?」とか聞いてくるから、まだ絶対に動かないで」という事です。
好きバレし過ぎない、動かない方が、逆に気になって女性が動き出すのが結婚相談所では多いのです。
結婚相談所の男性は仕事もきちんとしていて、とても立派な方も多いのですが、仕事が出来ても恋愛になるとそこは全く別です。なので、お相手に良さを知ってもらうまでに時間がかかります。私はひらのしょうのお顔立ちが好きですが、そういうのでもない限りはあなたに対して一目惚れは、まずないと思って接してもらった方が無難です。
3回お会いしたので告白して良いですか?という男性もおられますが、それは危険すぎます。月一カウンセリングだけでなくLINEや電話などで、その都度彼女とのLINEの雰囲気や連絡頻度、距離感なども含めておうかがいし会員様には細かいアドバイスをさせていただきます。
まず、告白のタイミングを見誤るとどのようなことが起こるのか、具体的なリスクを見ていきましょう。
1. 早すぎる告白は相手にプレッシャーを与える
特に出会って間もない段階で告白してしまうと、相手にプレッシャーをかけてしまいます。まだお互いのことをよく知らない段階で気持ちを伝えられると、相手が驚きや戸惑いを感じてしまい、「重い」「急すぎる」という印象を与えかねません。その結果、せっかく興味を持ち始めていた相手も引いてしまい、チャンスを失うことがあります。
また、相手も「この人は自分のことをあまり理解していないのでは」と感じることもあります。正直私の場合は「私の事を好きというのなら、どうしてその気持ちに今はこたえられない状況である事が分からないのだろう?迷惑なんですけど」って若い頃は思っていました。今は年齢的な事もあって「ありがたい事だ」としながらも「なんで今言うのか…自己中かい?」とは思います。
初対面やまだ数回しか会っていない段階での告白は、相手にとっても「自分の気持ちを急がされている」と感じさせ、心の準備ができていないまま告白を受けるのは苦痛を感じることがあるのです。
2. 遅すぎる告白は「友達」関係に終わるリスクがある
一方で、告白が遅すぎると、相手からは「友達」として認識されてしまうリスクもあります。特に、長期間にわたって友達関係を続けてしまうと、相手にとっては「この人は恋愛対象ではなく、安心して話せる友達」という位置づけになってしまうことが多いです。相手が「友達」としてあなたを見ている状態で告白をしても、気持ちが伝わりにくく、結果的に「そんな風には考えられない」と断られることも少なくありません。
また、相手が別の恋人を見つけてしまう可能性も高まります。「いつか告白しよう」と思っている間に、他の人に出会い、恋愛関係を築かれてしまうケースも多くあります。せっかく築いた信頼関係が「恋愛」につながらず、ただの友情で終わってしまうのは、とても残念なことです。
適切なタイミングを見極めるためのポイント
では、告白のタイミングを見極めるために、どのようなポイントに気を付けるべきでしょうか。いくつかの具体的なポイントを紹介します。
1. 相手の気持ちを読み取る
告白の前に、まず相手の気持ちや態度を確認することが大切です。相手が自分に興味を持っているかどうか、また相手がどれくらい自分との時間を楽しんでいるのかを観察しましょう。例えば、相手からの連絡が頻繁に来る、会う約束が自然と続くなどのサインがある場合、それは好意のサインかもしれません。また、会話の中で相手がプライベートな話題を話してくれるか、親密な距離感を感じるかも確認ポイントです。
ただし、相手が楽しそうにしているからといって、必ずしも告白を受け入れてくれるとは限りません。いつも基本的に笑顔の女性はいつもの事なので、気持ちを正確に把握することは難しいため、慎重に判断することが大切です。
好きではない人には出来るだけ告白はされたくないし、交際も申し込まれたくないと思っているので、言葉に出して「まだ」という事を伝えるようにしていますが、それでも突っ込んできたり、強引に距離を詰めてこられると、自己中心的な態度にガッカリして引いてしまいます。なお駆け引きをそんな時にしてきても、ただ信頼関係が築けない人だと判断するだけです。
2. 自分の感情を冷静に見つめる
恋愛感情が高まると、つい自分の気持ちだけに集中してしまいがちですが、自分の感情を冷静に見つめることも重要です。本当に相手のことを理解しているのか、単に「恋をしている自分」に酔っているだけではないかを確認しましょう。告白することで関係が変わることへの覚悟ができているかどうかも、重要な判断材料です。
3. 会う回数や時間に基づいて判断する
告白のタイミングを見極めるためには、会う回数や時間も一つの指標になります。一般的には、数回のデートを重ね、相手と深い話ができるようになってからが理想的なタイミングです。まだ数回しか会っていない段階での告白は、相手があなたをよく知らないためにリスクが高くなります。逆に、あまりに回数を重ね過ぎると、友達のような関係性が固定化されてしまう可能性もあるため、適度なバランスを考えることが大切です。
告白後の対応も重要
告白のタイミングを見極めることに加えて、告白後の対応も恋愛関係を築く上で重要です。告白した後に断られた場合でも、その後の態度によっては友達関係を維持し、再度チャンスを得ることも可能です。逆に、相手が告白を受け入れた場合も、焦らずゆっくりと信頼関係を築く姿勢が求められます。
1. 断られた場合は落ち着いて対応する
告白がうまくいかなかった場合でも、落ち着いて対応することが重要です。焦って再度アプローチしたり、逆にすぐに距離を置きすぎたりすると、相手との関係がぎくしゃくしてしまいます。「恋愛感情はあっても友情も大切」という意識で接することで、友好的な関係を保ちつつ、チャンスが再び訪れるかもしれません。
2. 成功した場合は関係をゆっくりと深める
もし告白が成功した場合も、すぐに恋人としての振る舞いに切り替えて、いきなりキスしたり体の関係を持とうとする事はやめておいた方が良いでしょう。相手のペースを大切にしながらゆっくりと関係を深めていくことがポイントです。特に、出会ってからの期間が短い場合には、相手もまだあなたのことを完全には理解できていない可能性があります。焦らず少しずつ、恋愛の喜びを共有しながら関係を育んでいきましょう。
最後に
告白のタイミングを見誤ると、後悔が残ることも少なくありません。しかし、慎重に相手の気持ちを観察し、自分の感情を冷静に見つめることで、適切なタイミングを見極めることができます。タイミングを大切にし、焦らず相手との信頼関係を築くことで、告白の成功率も高まるでしょう。