そんな事、今どき言う人いますか?って思うでしょ。どうやらいるみたいなんですよね。
これは誰が買ったと思ってるん?誰のおかげで住めると思っているん?誰のおかげで生活出来ているん?養ってやっているのに!
これねすごくダサくないです?引いてしまうんですけど…どんな理由があっても絶対言わない方が良い。心が離れてしまうと思います。言ってしまった事のある方は今からでも謝った方が良いと思います。そんな事言われて「そうね!反省!あなた大好き!」ってなるはずがない…
なんかね…私が聞いた時には、相手の手も足も羽も自分が取ってしまって、飛べない状態にしておいて、「お前飛べないやろ!飛んでみ!俺飛べるんやで!なんで飛べれへんの?無理ならもっと感謝しろ!自分の立場分かってんのか!態度で大き過ぎるねん!」って言ってるように感じてしまって、とても切なくなってしまいました。
社長にね「俺は社長でお前は部下だ!」「立場をわきまえろ!」「俺に従え!」「誰のおかげで生活出来ていると思っているんだ!」って言われたらどう思います?
ハッキリ言ってあなたは上で私は下です。立場はそうです。「確かにそうでもある」「確かに正しくもある」。でも正しいのか正しくないのかじゃないんですよね。人間関係って。
リングザベルには10年以上手伝ってくださっている方がおられます。その方に向かって、私が上です!あなたが下です!って私は言った事はありませんが、一度でも言ったとしたらどうでしょう?なんかものすごくダサくないです?関係良好になります?わたしにとっても途端につまらない関係になるし、相手にとっても全く面白くないと思うのです。
その関係性をいちいち持ってきて、自己主張して、相手に訴えること自体が、カッコ良く見えないと思うんです。パートナーシップなんて特に相手の事、カッコいいな…とか可愛いな…とか思う部分必要でしょ。
ぐうの音も出ない、この人に言ってもどうせ…と諦めている、人はどうにもできないからこそ、「くっそいまいましいやつめ\(◎o◎)/!天罰でも下れ\(◎o◎)/!」って思ってしまう事もあるわけです。
1人で子供や奥様を養うって、その仕事量だけでなく、心理的にも本当に大変な事です。どんな仕事にもストレスが全くない事はないでしょうし、不況などの環境変化によってプレッシャーもあるでしょう。なのにのほほんとしている家族、大きな口を叩いてくる家族が何も知らずにポヨンとしていたら…ヒトコト言ってやりたい気持ちになる事もあるかもしれない、でもだからこそ、どんな状況でもそれだけは口にしてはならない。せっかくそれだけのことをしているのに、それを口にしただけで自分の値打ちも下げるし、愛しさなんて吹っ飛んでしまいます。多分…
それならまだカッコ悪くても、こんな状況で少しの事で切れそうになっている事もあって、ストレスも溜めてしまっているようだし、専業主婦で良いよって言ったのにみっともないけれど、少し外に働きに出てもらえないかな…とか自己開示してお相手に相談する方がまだマシです。
基本的に養う覚悟を一度持ったのならどういう立ち位置でいる事がベストかというと、「養わせてもらっている」「養わせていただいている」という心持ちでいる事です。自分は「家族を養える男である」というその立場に立たせていただいているのは、相手がいてこそ。それで相手が満足しなかろうが、後ろ足で砂をかけるような事をしようが、ともかく「これは自分が選んだ」それを絶対に忘れずに。
相手に専業主婦を求めるという事の大きさを今一度考えていただき、「仕事をしないで良いよ」と言う事は今はカッコ良くてもいずれ自分自身の首を自分で絞める行為になりかねないこと、その時には軌道修正をどう行うのかについてもかんがえなければなりません。
今の時代はお互いに自立していて、そして結婚する事がベストですが、子育てが始まると男性と同様に仕事をバリバリこなすことは実際問題なかなか難しいと思います。小さな子供の子育てと、仕事を比べたら私は子育てはとても大変なことだと思います。男性の中には自分が子育てをして、自分が家事をした方がもっと上手に出来ると思っている人もいますが、確かにその体力も含めて考えた時には、男性の方がもっと楽に出来るのかもしれないと思います。子供の泣き声についても男性の方が気にならない事が多いし、ついのめり込んで子育てしてしまう女性よりも男性の方が理性を持って向き合う事も出来るかもしれません。ただ、時に思い通りにもいかず、だれも評価する事もなく、母親なら子育てを出来て当たり前のことだと思われてしまうけれど、本当に個人差があるし、子供自身の性質も違うので、大したことないと感じる人から、追い詰められるように感じている人もいます。
元々お父さんは子供に舐められる存在というのは少なくて、「こわい」というイメージもあるので言う事も比較的聞くという事もあると思います。ヒトコトでは計り知れないお互いの立場や思いを、デリカシーのない言葉1つで壊してしまうことのないように注意してください。
世にも奇妙な事に、中にはパートをしている奥様にそういうことをいう男性もいます。それがね結構いるみたいなんです。最近子育てを修了して離婚したお友達も言われていたらしいです。
パート行って家の事して、「誰のおかげで!」って言われていたらしいです。良好な関係が築けるはずがありません。何があっても言ってはいけない言葉です。
でね…だけどね…人が人を裁く事も出来ないし、それはあってはならないんですよね。だから今回のこのお話は「絶対に言ってはいけませんよ」というお話でありながら、言った人をただ叩きたいという主旨のお話だけがしたかったわけではないんです。
それを言った相手がどうという事も確かにあるのですが、一緒に「私も言われたんです!」「最悪ですよね!」って同調して大騒ぎしたい訳ではないんです。
果たしてそれを言いたい人などいるのでしょうか?あえて言葉にして伝えた時にはどういう環境でしたか?あなたはどういう態度でしたか?相手はどういう心の状態でしたか?偉そうに言いながらも、怒りながらも、本当は相手の心も泣いていたのではないでしょうか?「俺の事、もっと大事にしておくれよ」「家族の為に一生懸命働いてきて、少しは労っておくれよ」「とても虚しい、さみしい…」そんな相手の心もそこにはあったのではないでしょうか?
かと言って、いつも王様みたいに崇められて、毎日毎日あなたのお陰です。この暮らしがあるのは全てあなたのおかげ様です。あなたが一番大切です!ってね伝え続けなければ満たされないのも困ったものです。
自分が自分の価値を認めること、自分が自分の努力を労うこと、それを時折上手に行う事が大切です。
自分の価値を相手に認めてもらえていない。もっと認めてもらいたい。そのお気持ちは両者共に段々と芽生えてきたのでしょうか?傷つけ合いながら生きるのはやめて、お互いがここにいなくてはならない存在だと、ここにいてくれるだけで私の幸せなのだと、段々と当たり前になる日常の中で、大切な事を見失わないで、せっかく結ばれたご縁を大切にして欲しいと心から私は願うのです。
当たり前になってしまって、不足ばかり数えてしまって、自分の事ばかり考えた言動で、相手を傷つけ、離れてしまった時には、どんなに願っても元には戻せない事があります。かけがえのない時が気づけばこの手からすり抜けて消えてゆくのです。
そんなに簡単にゴロゴロ転がっていないのです。やっと見つけたその幸せ、その人を大切にして欲しいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
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あなたに相応しい一生涯のお相手に早くお会い出来ますように心から願っています。