「もし、今日が最後なら」「もし、あと1年で終わるなら」
よくあるこの質問、あなたはどの様に答えますか?
食べたい物なら、ずっと行きたかったフレンチ?焼肉?お寿司?食べた事のないもの?行きたい場所ならディズニーランド、イタリア、ハワイ、沖縄、モルディブ?それとも…
つきつめて「何を?食べたいか?どこに行きたいか?」とてもよく考えた時に、フレンチも焼肉も好きだけれど、結局のところ…
最終的に「誰と?」という部分の方が自分にとっては、とても大切に感じました。
こんにゃくでもお茶漬けでも、その辺の河原でも、普通のカフェでも、「誰と行くのか?」の方があなたも大切なのではないでしょうか?
パートナーと、これまで一緒に撮った写真や動画を見て思い出に浸ってみたり、いつもと同じルイボスティーをコタツで飲みながら手を繋ぎ色々語りながら過ごして、遠方にいる忙しそうな子供たちの声を電話で少しだけでも聞けたら、それも良いし…
そんな時はもうフレンチでなくても良いのかもしれないな…と思うのです。そしてそんな時ほど、「どこか」に行かなくても良いのかもしれないな…と思うのです。
結局はみんなそういうものかもしれません。
ひとりで味わっても美味しいけれど、でもみんな心のどこかで、ふたりになりたいと願っているのではないかな?
つきあったことが一度もない男女も増えて、結婚なんてもっとハードルは高いし、歳を重ねた人は思う事が増えて、自分の【普通】が強く出来上がってしまっていて、他人に合わせながら生きる理由もなくて、価値観が合う人を求めるけれど、ぴったりと合う事なんてまずなくて、結婚しても上手くいかない夫婦も多くて、思いやりの気持ちを持ち続けるどころか、敵対してしまったりもして、感謝どころか、誓い合ったあの時の事なんて、もはやなかった事にしたいくらいに傷ついていて、他人と生きる理由なんて見つけられないくらい…奪われることばかりで、消耗するばかりで…情けないし、身動きも取れないし…
結婚しない人はどんどん増えてゆく。
結婚している人が皆幸せだという事もない。
もうしなくてもいいや!
そんな風に言っていても…私たちは心のどこかで、叶えられないくらい大きな望みを持っている。
会員様達とのカウンセリングで書き出してみました。それぞれに想いを沢山持っておられる。誰でも良い!って人なんていない。結局条件は1つずつお聞きしていたら、30個以上にもなってゆく…。
そしてその一つ一つは、書き出してみると時に矛盾している点も多くて、ここを押えるなら、ここはだいたいないよね。という感じになってきて…
実現しない人を望んでいるのかもしれないと呆然とされたりもします。
交際が上手くいき始めた数名の会員様が『五十嵐さんと書いた紙ね、帰ってからもたまに見てたんです。こんな人いるんかな…って、でも今の彼って条件全部満たしてるんです♡そして…なんかラブラブなんですけど(笑)こんな事あります?(笑)』すごく嬉しそうにおっしゃったんですね。
ちまたには色々な情報が溢れています。テキストね。「こんなのがモテる」「結婚出来ない女とは?」「手放してはいけない男性」とか、でも時に目や耳をふさいで、本当の自分の想いと向き合った方が良いのは確かです。
「こんな人と出会いたい」「こうなっていきたい」キチンと耳を傾けてあげること、そうするほど叶いやすいものはないと私は思っています。
多数の意見や、一般論はそうであっても、あなたが1を目指すなら、1はそこにあるし、1を目指したものにしか、1は手に入らないのだから。
「こんな人と出会いたい」「こんな人と生きてゆきたい」それを叶えずに、無理にムリな人と結婚する必要はないし、無理にムリな人と結婚する事は出来ない。みんなムリではない人と結婚してゆく。
どんな人も、心のどこかで、心の繋がる人と出会って、2人で生きてゆけたら、今とは生きる世界が大きく変わる事。ひとりでいる、というものの限界も、本当は知っているのです。
「結婚したら自由がなくなる」と言うのなら、「結婚しても自由でいられる相手」を選んだら良いのではないでしょうか?「結婚しても自由でいる私」という生き方を自分が決めたら良いのではないでしょうか?
あなたにちょうど良いお相手様がいるのです。
私たちは失敗を恐れて、初めから成功すると分かっている事しか出来なくなります。転ぶのも残念な気持ちになるのも嫌なのです。だけど転ばない人生は、転ばなくて痛くないけれど、ただ無気力になってゆくだけです。だから昔の人は言ったのです。
失敗のない人生が一番の失敗だと。
諦めるのならいつでも諦められた。
私には無理なんだと、二度も結婚したのに別れるなんて、結婚には向かないんだ。こんなに好きでも別れるんだから、誰とつきあっても別れるんだ。私は結婚不適合者、ひとりで生きてゆくしかないんだ。決めるならいつでも決められた。過去をながめて、経験を活かせば、ひとりで生きると決める事が合理的だったかもしれない。
でも、自分は願っていた。
私に相応しい一生涯のお相手と、いつまでも思いやりの絶えない、楽しい毎日を送りたいのです。
ただ、その気持ちに忠実にこれからもずっと進み続けるし、みんなにも素直に自分のお気持ちに従って欲しいと思います。それは時に大きく傷つく旅にもなるのだけれど、それを恐れて色々と考えてばかりいるうちに、私たちの人生には期限があって、もう終わってしまう。
1人も楽しめばいい。1人でも何も悪くない。
楽しみながら色んな人と交わりながら、新しい自分とも出会う。
もっと自由にもっと自分を解放して、やりたい事はやり切って、笑って泣いて時に怒って欲しいと私は思う。
ふたりはやっぱり素晴らしい♡そう思える人生を送って欲しい。
そんな風に五十嵐は思います。