Ring the Bell Counseling room
結婚カウンセラー14年目
心理カウンセラーでもございます。
怒りも、悲しみも、喜びも、苦しみも、
その根底には、いつも愛があります。
わたしたちは、この日本に生まれて、
とても守られています。
奴隷の時代ならば…
生まれてこのかた、
こんな風に取り扱われても
自分は仕方がない人間だ…
うえつけられたかもしれません。
この日本で、
自分はこんな扱いを受けても
仕方のない人間だ…
そう思うようになったのは
いつからなんでしょうか…
自分が愛される
価値などない人間だ…
そう思うようになったのは
何が原因だったのでしょうか?
友人がおすすめしてくださった、
映画をみました。
アイ・フィールプリティー
人生最高のハプニング。
太っていて、
もてない
さえない人の
変身願望が叶う?
よくある映画かと思いましたが、
違いました。
さえない人が変身して、
とても綺麗になったりする。
そして人生がバラ色になる、
そんなありきたりな映画とは違って…
何も変わっていない。
誰から見ても
姿かたちは
変わっていない。
のに…
自分自身の全てを
愛おしく感じる
自分への愛と
自信に満ちている。
見た目の何も、
何ひとつ
変わっていないのに…
彼女はある意味
ある時から
変身したのです。
彼女は自分の思考が変わる事で、
自分が素晴らしく変身したと思い過ぎて…
昔からの親友にも気づかれないと
思い込んでいるほどでした。
友達もあっけに
とられていました。
何も変わらない見た目を持って、
わたしは素晴らしい!
わたしは変身した!
と言い始めたのです。
そして彼女は、
自分を認め、
心から自分を愛せた事で、
恋人もつくり、人気者になり、
念願の職場で働き、
能力を発揮できる場所まで
与えてもらえました。
彼女はどんどん調子に乗りました。
容姿など何ひとつ変わっていないのに…
そして…
親友ふたりを
失いました。
自分はすごい。
自分は誰にも負けない
自分は誰よりも美しい。
そして…
身近な親友に、
しょうもない人間
だと言ったのです。
飾り立てて
取り繕って
そうしないと
愛してもらえないと
言ったのです。
そして…
大切な人がいるにもかかわらず、
違う人とキスをしようとして…
自分の事が、
分からなくなったのです。
「あなたは誰なの???」
けれど…
結局、どれも自分だった。
何ひとつ、変わっていなかった。
小さな頃からの色んな経験が、
これで間違いないのだと思わせた。
絶対、こんなもんですよ。
だいたい、こんなものですよ。
人間なんて…
疑う事を覚えた。
少しずつ少しずつ、
ありのままで
生きる事ができなくなった。
窮屈な
「こうであらねばならない」
「こうであってはいけない」
他人を許せず、
そして結局
自分の苦しみになる…
「他人が思い通りに、ならない事くらい分かってますヨ」
わたしたちは
分かっている。
なのに…
分かっていない。
「なぜ?こんなことするの?」
「なぜ?こんなこと言うの?」
「どうして、こんな風にしてくれないの?」
「あの人は、こんな風にしなければならないわ」
「こんなことあったの。どう思う?おかしくない?」
その全部の事が、
他人を操作したいと思う、
そのことから、うまれています。
「では、あなたは、どうなれば…
どうであれば、楽になるのですか?
どうであれば、納得できたのですか?」
聞かれた時には
あなたの
答えがあるでしょう…
それは全て
他人を自分の思い通り、
行動も言葉も
そうであるべきだと
望む他者への姿です。
ありのままの自分を
愛せない人ほど、
他人を操作したがります。
自分を許せない人ほど
他人を許す事が出来ません。
なぜなら…
傷が痛むからです。
「こんな扱いを受けた自分」
「どうせ愛されない自分」
その傷が痛み過ぎるのです。
だから…
声をあらげて怒るのです。
だから…
心の底から落ち込んで
自分を責めるのです。
もっと自分を愛して欲しいのです。
傷ついた心を、癒してくれる相手を探すよりも、
先に出来るのは、自分の機嫌を自分で取って、
あなたである事を、楽しむ事です。
愛の正三角形。
大きく育てる為に、
必要な事があります。
それさえ出来たら…
あなたは、
結婚しても 結婚しなくても
お金持ちでも 小金持ちでも
誰かに愛されても 愛されなくても
一生満たされて過ごせます。
愛の正三角形を育てながら
婚活はしてゆきたいのです。
あれもダメ
これもダメ
こうしなければ
愛されない。
そんな風に
傷つく場所ではないのです。