少しでも「人と比べる時あるなぁ」と思うあなたに読んでもらえたら嬉しいです。
人と比べる癖 認知の歪み
私は毎日色んな会員様とお話しさせていただいていて、本当に色んな人がいて、そして視野が狭い人と広い人の差を感じていますが、そこにはいくつもの「自分なりの決めつけ」「認知のゆがみ」を感じます。
モノサシではかれる事とは?
1つのモノサシで何かをはかる事は可能です。
それは部長、課長、社長、個人事業主、フリーター、契約社員だったり、その職業柄や、年収や年収だったり、身長やイケメン、美人だったり、歯並びだったり、体型のバランスであったり。
中卒~大卒、大学院という学歴だとか、公立か市立か、大学名や私立大学なら高校から持ち上がったタイプなのか、一般入試だったのか、留年したのか等も細かくあるでしょう。持っている資格の数や、それが国家試験か民間試験かの違い「難易度」であったりもするのでしょうか?他にも家族や環境まで持ち出してみたり…。
婚活をしている人は友人や知人に対しても「結婚しているのか?いないのか?」「彼氏、彼女がいるのかいないのか?」その相手が一体どんな相手なのか?「可愛いのか」「イケメンなのか」「年収」「年齢」「子供はいるのかいないのか?」何かしらを比べ出したらキリがありません。
もうすぐクリスマスですが、その過ごし方やプレゼントでも比べる人は比べてしまいます。
比べる事にどういった意味があるのでしょうか?
比べ癖のある人は、掘り下げて考えてみて欲しいのですが、目に見える範囲の一定のものだけを持ち出してきて、この人より上だ下だと考えることの、意味や利点がどこかにあると思うのでしょうか?
全くないはずでなのです。そうする事に何の意味もないのです。
今日から他人と比べていて、その上ネガティブなお気持ちになっている事に気づいた時は「いかんいかん、また意味のない事を考えてしまった」と認知のゆがみを直してゆく必要があります。
人は同じ世界を見ていても、見える世界は全く違う
なぜなら婚活をするにあたって、他人と比べる癖は本当に邪魔になるのです。あなたは一緒に安心して生きられる人と出会いたいと思っているはずです。
「安心感」「満足感」そして納得して結婚を決めてゆくのです。常に他人と比べてばかりいたら、今自分の心を満たす事よりも目に見える条件ばかりに目がいってしまって、幸せが遠のくばかりです。
他人とついつい比べてしまう人の心は、常に満たされていない状況にあります。
自分はダメだとか、自分は自己価値が低いとか、自分なんか…と思う人の中には、自分を下げたあげく、プライドも高く自分よりも下の者に向かってはバカにしてみたり、もはや尊重する事など出来ない事も多いのです。自分の勝手なモノサシで決めつけた「自分より下の者」という認識のそもそもの間違いに気づけないのです。
「あの人すごいなー」「あの人素敵だなー」「うらやましいなー」とポジティブな気持ちで尊敬したり感心する事の出来る人もいます。そこにネガティブな感情が生まれないのは「それに比べて私は…」などと「いちいち比べる行為」をしていないからです。
あなたと他人は見えている世界が違うのです。
傲慢な人の婚活
「婚活は傲慢過ぎる人間の方が、比べる癖のある人より上手くいくのではないかな?」と考えてしまいます。結婚は性格が良い者順で決まる訳ではありません。
ここでいう傲慢な人間とは、「自分だけが優れている」という、これまた間違えた、けれどめでたい認知の歪みを持っている人です。他人に受け入れてもらいづらい性格で、嫌われる事も多いのですが「傲慢な人」というのは、何度フラれようが「自分はすごいんだから相手がおかしいだけ」そういう認識でまた前に進めるのです。
比べて落ちこんで動けない人より、間違っていようが進める人は強い。ただ、そのままで愛してくれるお相手がいるのか?幸せに生きられるのか?疑問ではありますが、諦めてやめてしまうよりは結婚出来る可能性は高いのです。
人と比べる癖がある人は、他人の目を気にします。
自分があれこれと他人を見定める癖があって、それが当然だと思っていると、自分も誰かからいつも何かしら評価されているのではないかという錯覚に陥るのです。
「こう見られるべきではない」「こう見られなければならない」そこまで他人はあなたの事を見ている訳ではないし、気にしている訳でもない。
もちろん同じく比べる人なら、意味のない自分ながらのモノサシであなたを計っている事もあるかもしれませんが、別にそんな事どうでも良いし、気にせずとも良いのです。
もっと自由であって良い時にも、比べる人は人の目を気にして、自分で自分を縛り付けて、息苦しいほどの苦しさを感じてしまうのです。
自分と他人を離別する。
自分の領域と他人の領域があります。
他人は自分の思い通りに動く事はないし、自分も又相手の思い通りに動けるはずがありません。
自分も他人も誰かの都合の為に生まれてきた訳ではないのです。
全く違う人間であって、それを尊重出来ない生き方の視点でいる限り、この世に苦しみに来ているようなものです。婚活も上手くいくはずがないのです。
婚活の土台のひとつ
幸せな結婚には、「満たされたあなたの心」というじゅうぶんな土台が大切です。土台がグラグラしている、湿気だらけの土地にどんな素晴らしい家を建てても崩れる事は目に見えています。あなた自身が認知の歪みに少しずつ気づき、他人を違う視点から見れた時に、どんな人も自分より上でもなければ下でもないという事が理解できます。
世界を変える様な革命を起こした人も、起業し大きく成長させた人も、どんなお金持ちでも、東大を出て官僚になったり、総理大臣になっても、その人の人生やその人自身を、モノサシで計っても意味がないのです。
その一人一人の人生は時に虚しいものである事もあるし、とても満足している事もあるし、波乱万丈で他人に良いも悪いも正確に分かる訳ではないのです。
歴史上の人物に思いを馳せるのは良いと思うのですが、他人と自分を比べてもはや何の意味もないのです。それは兄弟であっても同じです。
感じているのは「おのれの心」の状態だけ
良くも悪くも自分の人生において、どんなに感じてあげたくても、他人の事は感じられないのです。感じるのは自分の痛みであり苦しみで喜びなのです。
横にいるパートナーであっても、あなたの事を理解して思い通りに動く事は出来ないし、その心が辛くても同じ様に感じてあげる事は出来ないのです。自分も相手もそれが出来ないのです。
だからどうでも良いのでしょうか?分からないからこそ、大切な人の心は思いやったりするのです。
今、あなたの心はいかがでしょうか?自分の心が満足しているか否かで幸福感が増すもので、誰かから見たわたしではなく、ここにいる自分の心がどういう状態であるかという事に尽きるのです。そこは他人が感じられるものでもなく、比べられるものでもなく、本人が幸せなのか否かという事だけのお話だからです。
そしてそこが生きる上で一番重要な部分であって、それだけで良いのです。それだけが必要なのです。幸福感がどうやったら増すのかはカウンセリングでちょこちょこお話していますが、また別のブログで書かせてもらいますね。
あなたは私より上でも下でもありません。尊重します。
比べる人の心は貧しく、一緒に生きる相手にも、そのつまらなさを感じさせてしまいます。他人を卑下したり、自分を卑下したり、そうした癖は日々の生活を蝕みます。共に生きても人生が豊かに感じられるとは思えません。
「あなたは私より上でも下でもありません」「一人の人として尊重しています」という人に寄っていくのです。
私は言葉1つを気にする方です。差別的な言葉を口にしたり、誰かを卑下する事を聞くと、自分の事でなくても悲しくなるし、その人を心から信じて良いのか分からなくなってしまいます。
でも、誰もが完璧に生きられない事もまた真実で、もちろん私も完璧ではありません。
正しくありたい、1つの矛盾も気になる私には時にとても許せない人が現れます。それでも私より上でも下でもなく、ただそこで生きている。自分なりの正義を持って。受け流すしかない事もあるのかな…と最近は思います。
あなたの人生にカウンセラーをひとりどうぞ
あなたはいかがでしょうか?絶対自分は普通だ!「でもなんだか生きづらい」「でも毎日モヤモヤしている」と思う人ほど一度自分の受け取り方に疑問を持ってみてください。認知の歪みをなおして、他人と比べる意味のない事をやめて、自分自身の心にフォーカスしてもらえたら嬉しいです。
リングザベルでは結婚への心の土台づくりからカウンセリングで色々と気づいてもらえるように考えています。実際の答えはご自身の中にある事が多く、ご自身で気づく事が大きな変化になり、人生の流れが絶対に変わってきます。なかなか手ごわい思い込みを掴んで離さない方も多いのですが、ほどけた時の心の軽さが婚活にも良い影響を及ぼし、結婚した後もその心はあなたにとっても全く違う素晴らしいものになり、パートナーシップにおいてもとても重要な役割を果たします。
リングザベルでは私自身が離婚経験者であるので、結婚はゴールではなくスタートだという事を体感しています。
結婚相談所の成婚退会はプロポーズやお互いに結婚の申し合わせをしたという状態であって、籍を入れる事ではありません。退会後、結婚後の相談、一般カウンセリングもお受けしています。
あなたの人生にカウンセラーをひとりどうぞ。
あなたの人生が今より豊かになりますように。
五十嵐でした。